珈琲/コーヒー

珈琲/コーヒーの概要

コーヒーは、オランダから江戸時代以降に日本へ伝わったと言われており、広く知られるようになったのは明治時代以降と考えられています。もともと珈琲は胃の薬として、生豆を乾燥させたものを煎じ、アラビア人によって900年頃に飲まれていたそうです。現在のインスタント珈琲は日本人によって1901年ごろに考案されたと言われています。種類では、ブルーマウンテン、モカ、キリマンジャロ、コロンビア、ハワイコナ、マンデリン、グアテマラといったものが知られています。ブルーマウンテンは世界最高品種の位置にあり、調和のとれたコク、香り、甘味、酸味が特徴です。産地はジャマイカのブルーマウンテン山脈であり、斜面の限られた場所で栽培されています。モカは国内で非常に普及している品種であり、原産地はエチオピアとなります。コクがまろやかになっており、特有の芳香と酸味が特徴です。キリマンジャロは特有の芳香が甘くなっており、強い酸味が感じられます。タンザニアキリマンジャロで栽培されています。コロンビアは、コクがまろやかであり、バランスの良い酸味と甘い芳香が特徴です。原産地はコロンビアとなります。

コーヒー/期待される効能・効果

珈琲には、疲労の回復や利尿促進、覚醒作用があるとされます。また、肥満や癌の発生を抑えたり、細胞の老化を防ぐ働きがあると言われています。含有される珈琲の成分では、クロロゲン酸やカフェイン、ナイアシン、カリウム、マンガン、マグネシウム、カルシウムなどがあります。クロロゲン酸は抗酸化物質であり、ポリフェノールの仲間となります。癌や老化を防ぐ働きがあると考えられており、活性酸素を抑え、脂質の酸化を防ぐ作用があると言われています。カフェインは脂肪分解や疲労回復の働きがあると言われています。また、眠気を誘うアデノシン作用を抑える働きがあるとされ、脳の中枢神経を興奮させる作用があると考えられています。いわゆるアルカロイドで、お茶などにも含有されています。