紅茶/コウチャ

紅茶/コウチャの概要

日本へは1906年以降にコウチャが渡来したものと考えられており、種類では、ダージリン、ウバ、ジャワ、ラプサンスーチョン、シナモンティー、アッサム、キーマン、アールグレイ、アップルティーがあります。ダージリンは紅茶の中でも最高級とされており、世界三大銘茶の一つに数えられています。芳香はマスカットフレーバーと呼ばれており、味わいは繊細でストレートティーで飲用されるのが一般的です。ウバは代表的なセイロンコウチャであり、芳香は甘く花のような香りや爽快でメントール様の香りなどがあります。味は、茶園や収穫する時期によって違いはありますが、世界最大銘茶の一つに数えられています。ジャワは、癖のない風味でワイルドと言われており、飲みやすいとされます。セイロンコウチャに類似し、産地はインドネシアです。ラプサンスーチョンは味わいがスモーキーになっており、いぶした茶葉の芳香が特徴です。煙は松ノ木を燃焼させたものが使われており、中国の銘茶として知られています。シナモンティーは、砕いたシナモンスティックが用いられたり、パウダー、ミント、バニラを混ぜ合わせてブレンドしたものがあります。アッサムはミルクティーの形で利用するのが良いとされている種類であり、味は濃く、強い甘味が特徴です。インドで生産されるコウチャの大半を占めている、アッサム州産です。キーマンは独特の芳香が上品とされており、その香りは芳醇で蘭に似ていると言われています。体表的な中国紅茶の一つであり、世界三大銘茶の一つに数えられています。アールグレイは、爽快な芳香がベルガモットで、イギリスが発祥のフレーバードティーとして知られています。アップルティーはリンゴの芳香のほか、オレンジや杏の香りを混ぜたものがあります。代表的なフルーツフレバーです。

紅茶/期待される効能・効果

抗菌及び殺菌、覚醒作用、癌の抑制作用、細胞の老化防止といった働きがあると言われています。また、生活習慣病である糖尿病や動脈硬化、高血圧の予防に役立つと考えられています。含有される成分では、テアフラビンやポリフェノール、ビタミンK、カリウム、マンガン、マグネシウム、カルシウムなどがあります。ポリフェノールは、癌や老化、高血圧、糖尿病、動脈硬化の予防に有用とされます。脂質が酸化してしまうのを防止し、コレステロールを減少させたり、細胞が癌になってしまうのを防ぐ働きがあると考えられています。抗酸化物質であり、色素若しくは苦味成分でもあります。テアフラビンはポリフェノールの仲間であり、紅茶に含有されるタンニンです。糖分だけでなく、脂肪が取り込まれてしまうのを邪魔する働きがあると言われており、血糖値を下げたり、コレステロールを減少させる作用があると考えられています。また、抗酸化物質であることから癌の予防に期待される他、殺菌の働きもあるとされます。