ワイン

ワインの概要

葡萄の栽培は、メソポタミアの遺跡からそれらしき痕跡が発見されていますが、どこが起源なのかはハッキリ分かっていません。しかし、酒類の中では一番古くから作られていたものと考えられており、それの歴史は紀元前数千年に遡ります。国内では安土桃山時代に伝わったとも言われていますが、これも明確にはされていません。赤ワインと白ワインが知られており、前者は発酵させる際に種子や果皮も使います。このため、ポリフェノールに属するアントシアニンやカテキン、タンニンなどが多量に含有されています。一方、後者は種子や果皮を除去して作っているため、これらの成分はあまり含まれていません。ただ、白は魚を用いる料理に推奨されていることから、優れた殺菌力があるとされます。単に味だけの問題ではなく、食中毒を防ぐのに役立つと考えられているためです。種類では、スティル、アロマタイズド、フルーツ、スパークリング、ミード、フォーティファイドワインなどがあります。スティルは白、赤、ロゼに分類され、通常ワインと言えば、本種になります。アロマタイズドは芳香性に優れ、サングリアやヴェルモット、キールなどが知られています。滲出液や蒸留液などスパイスとしてワインに添加したタイプです。フルーツワインは醸造のやり方がほぼわいんと同様のため、その文字が入っていますが、原料は葡萄を除く果物になっています。スパークリングは、発酵の際に出てくる炭酸ガスもまとめて商品化したもので、発泡性を有します。ミードは原料に蜂蜜を用いています。フォーティファイドは、ブランデーを発酵途中以降に添加したタイプです。尚、別名で葡萄酒(ぶどうしゅ)とも呼ばれています。

わいん/期待される効能・効果

肝機能を高めたり、視力維持の作用があると言われています。また、癌や細胞の老化を防いだり、生活習慣病である糖尿病や動脈硬化、高血圧の予防にも有用とされます。含有される成分には、カテキンやレスベラトロール、タンニン、アントシアニンなどがあります。カテキンは癌や糖尿病、動脈硬化、高血圧などを防ぐ働きがあると言われています。抗酸化物質であり、脂質が酸化してしまうのを抑える作用があるとされます。レスベラトロールも癌や動脈硬化を防ぐのに有用とされており、優れた抗酸化作用があると考えられています。色素成分であり、ポリフェノールに属します。タンニンは癌を防ぐ作用の他、殺菌の働きもあると考えられています。アントシアニンは視力を改善したり、肝機能を高める作用があると言われています。また、抗癌作用も注目されています。