蕗/フキ(葉柄・生)


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  • 成分合計
  • カロリー

蕗/フキ・葉柄・生

「 蕗/フキ・葉柄・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、0.55%含有し、11k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、カリウム(16.5%:330mg)、次はマンガン(10.29%:0.36mg)、そして、モリブデン(8%:2μg)、食物繊維(7.22%:1.3g)、(6.25%:0.05mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆3%
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フキ


蕗の原産地は日本で、北海道、九州、中国、朝鮮などに分布している野生種です。日本特産野菜の中ではゴボウと同じく古くから利用されてきた野菜の一つで、農業全書と言われる江戸時代の文献では、栽培記録が残されています。品種では、愛知早生、水蕗、秋田蕗、八つ頭といったものがあり、栽培種の大半は愛知早生となり、太い葉柄は一メートルに及び、芽立ちが早い品種となっています。水フキは、収穫量が少ないとされますが、香りが良く、鮮明な淡緑色をした葉柄を持ちます。また、愛知早生より水フキの方が美味とされますが、出荷時期が非常に遅くなります。秋田ふきは、大型で葉柄が二メートルにも及ぶ長さを持ちますが、肉質が硬く、砂糖漬けや佃煮などに利用されています。八つ頭は、部分的に観賞用や盆栽用として利用されます。旬は四月から五月にかけてで、またハウスの利用によって周年市場へ出回っています。利用法は、浸し物、和え物、煮物、酢の物、砂糖漬けなどに使われております。ふきの葉は打ち身などの手当てに用いられ、地下茎は去淡、咳止め、健胃、解熱といった用途に煎じて飲用されます。尚、ふきの若花序は、ふきノトウとして利用され、栄養面では特にカロテンが多く含まれています。