撫占地/ブナシメジ

撫占地/ブナシメジの概要

一般にしめじと呼ばれるもので、夏から秋にかけてにれやぶななどの倒木に生息する食用きのこのことを言います。キシメジ科に属し、六センチ前後の傘径に十センチ程度の丈になります。表面は、斑紋状のひび割れがあり、色は白から赤みがかったものになっています。エノキタケやシメジも人工栽培されていますが、撫占地の本種も風味にクセがないため、これらのものに次ぐ生産量になっています。また、日本での産地は長野県や福岡県、新潟県となっています。品種改良されたものでは、ワイト撫占地といったものがあり、市場では撫占地のことをホンシメジと言っていたそうです。これはホンシメジにその形状が似ていたためで、店頭に並ぶものも、撫占地の栽培によるものが多いとされます。栽培法は、菌床栽培で、おがくず培地を用いたものになります。ブナシメジでダシをとると、その味もまろやかなものになると言われています。

ブナシメジ/期待される効能・効果

ブナシメジには、発ガンを予防したり、免疫力を高める働きがあると言われています。これは、ブナシメジに活性酸素を消去する物質が含まれているためと考えられています。栄養面では、タンパク質、ナイアシン、パントテン酸、食物繊維などが豊富に含まれています。旨味成分はアミノ酸で、グルタミン酸やアスパラギン酸とされます。