豌豆/エンドウの概要
国内で広まったのは明治時代以降の話ですが、野菜として理解されるようになったのは江戸時代頃と考えられています。西アジアが原産地とされており、近年出回っている種類の原型はイギリスで開発されたと言われています。その後、品種の改良がアメリカで行われたとされます。日本へ中国から伝わったとされるのは十世紀頃と考えられています。仲間となる種類では、青、白、赤の豌豆があります。青豌豆は、餡や炒り豆、煮豆などに使われており、その色調は緑色です。一番普及しており、ウグイス豆は青豌豆を砂糖で煮たものとなります。白豌豆は白っぽい色調を持っており、ほとんど使われることはないとされます。赤えんどうはみつ豆やゆで豆に使われており、赤茶色の色調を有します。
エンドウ/期待される効能・効果
血栓や癌の発生、細胞の老化を防ぐ作用があると言われています。また老人性認知症や高血圧、糖尿病、動脈硬化の予防に有用とされます。その他、便秘の改善にも役立つと言われています。含有されるエンドウの成分では、食物繊維をはじめ、フラボノイドやコリン、オレイン酸、α-リノレン酸などがあります。食物繊維は腸内に存在する善玉菌の繁殖を活発化させる働きがあると言われています。フラボノイドは抗酸化物質であり、高血圧や動脈硬化、癌の予防に有用とされてます。色素成分の一種です。コリンは動脈硬化や高血圧の予防の他、記憶力を高める働きがあると言われており、脳内に存在するコリンの量を増加させると考えられています。オレイン酸は善玉コレステロールを減少させず、悪玉のみのコレステロールを減少させる働きがあると言われています。このため、糖尿病や動脈硬化の予防に有用と考えられています。当該成分は一価不飽和脂肪酸の仲間です。α-リノレン酸は動脈硬化の予防に役立つと考えられています。必須脂肪酸であり、n-3系多価不飽和脂肪酸の仲間となります。その他、エンドウはビタミンB1の含有量が豆類の中でも多いとされることから、疲労物質を除去し、疲労回復にも有用と考えられます。