春雨/ハルサメ

春雨/ハルサメの概要

ハルサメは鎌倉時代に日本へ渡来したものと考えられており、主に精進料理に使われていたそうです。中国では粉餅の作り方が書かれた文献が残っており、リョクトウデンプンが利用され出したのはこの頃ではないかと推測されています。日本へ持ち込まれた際は、唐麺などと言われていたそうですが、外観上次第に春雨と呼ばれるようになったと考えられています。種類ではデンプン、韓国、緑豆(リョクトウ)といったものがあります。デンプン春雨は伸長しやすい傾向があり、日本産です。原材料はサツマイモやジャガイモのデンプンとなります。韓国春雨は、名称の通り韓国産です。原料はサツマイモのデンプンであり、食感が良く、強いコシがあって太めです。主に炒め物に利用され、別名ではタンミョンとも呼ばれます。緑豆春雨は中国産で、名称の通り緑豆のデンプンを用いています。伸長しにくい傾向を持つ一方、コシがあります。また、熱に耐性があって溶け難い性質を持っています。はるさめは一般にインスタント麺で細いものをまとめて呼ぶ言葉です。イモや豆などがハルサメの原料となっており、特に緑豆を使ったハルサメは煮崩れしにくい特徴があります。しかし、日本では風土の問題から緑豆の栽培に向いておらず、通常サツマイモやジャガイモがハルサメの原料になっています。

ハルサメ/期待される効能・効果

主にエネルギー源として活用されます。含有される成分では炭水化物や脂質、蛋白質、マグネシウム、カルシウムなどがあります。炭水化物や脂質はエネルギー源となりますが、はるさめの場合、炭水化物の含有比率が高くなっています。他の麺類に比較すると脂質や蛋白質の含有量があまりないため、減量する際の食事に利用されることもあります。