雛豆/ヒヨコマメ

雛豆/ヒヨコマメの概要

ひよこ豆は、突起が嘴(くちばし)を連想させる形状になっており、ひよこの頭部に類似することから雛豆と呼ばれるようになったそうです。ガルバンソと言う別名はスペイン語であり、チックッピーは英名での呼び名です。西アジアが原産地と考えられており、その後ヨーロッパやインドへと雛豆が普及していったものと推測されています。食感に特徴があり、味には癖がないと言われています。色調は茶色の他、黒や白なども見られます。雛豆の種類ではブラックチャナがあり、カレーや煮込み料理に用いられます。色調は茶色で、大きさは小粒になっているアメリカ産の品種です。チャナダルはこれを引き割りにしたものを指します。

ヒヨコマメ/期待される効能・効果

貧血や便秘を改善する作用があると言われています。また、骨を丈夫にしたり、癌の発生を抑える働きがあるとされます。その他、糖尿病や高血圧、動脈硬化など生活習慣病の予防に役立つと言われています。含有される雛豆の成分には、食物繊維やイソフラボン、カリウム、ビタミンB1などがあります。食物繊維は腸内で有害物質や糖質、コレステロールの吸収を阻害し、その排泄を促す作用があると言われているため、癌や糖尿病、動脈硬化の予防に有用とされます。イソフラボンはエストロゲン様作用を持つと言われているため、更年期障害や骨粗鬆症の予防に役立つと考えられています。ポリフェノールの仲間であり、抗酸化作用に優れ、フラボノイド系に属しています。カリウムは体内の余分なナトリウムを排泄促進するため、高血圧に予防に役立つと言われています。ビタミンB1は糖質代謝に関与していることから疲労回復に有用とされます。