昆布/コンブ[こんぶ]

昆布/コンブの概要

古くから縁起物として利用されてきた経緯があり、その食用記録は平安時代に遡ります。十種類ほど食用にされる昆布があり、太平洋側の東北地域や北海道沿岸などで採取されていますが、場所や質によって細かく等級が区分されています。種類では、ナガ昆布、オニ昆布、リシリ昆布、ミツイシ昆布などがあります。ナガ昆布は、煮物に利用される傾向があり、柔らかく生産量も多くなっています。オニ昆布はラウス昆布とも呼ばれており、北海道の羅臼に見られます。リシリ昆布は煮物、だし汁といった形で利用されており、芳香に優れ、濃い味と甘味が特徴です。品質としてはマ昆布に次ぐと言われています。尚、昆布(コンブ)は別名でコブ、広布(ひろめ)と呼ばれることもあります。

昆布/期待される効能・効果

免疫力や肝機能を高めたり、便秘を改善する作用があると言われています。また、癌や血栓の発生を抑える働きもあるとされます。その他、生活習慣病である高血圧や糖尿病、動脈硬化の予防にも有用とされます。含有される成分では、フコキサンチン、アルギン酸、フコイダンなどがあります。フコキサンチンは、βカロテンに比較すると高い抗癌作用があると言われています。活性酸素を除去し、癌の発生を抑える働きがあると考えられている色素成分です。カロテノイド系に属します。アルギン酸は、胃腸に存在する粘膜を守ったり、癌細胞が増えてしまうのを阻害する働きがあると言われています。また、糖尿病や動脈硬化の予防に役立つと言われていますが、これは糖質やコレステロールが腸管で取り込まれてしまうのを邪魔する作用があると考えられているためです。当該成分は水溶性食物繊維であり、いわゆる昆布のヌルヌルとして部分を言います。フコイダンも同様に水溶性食物繊維であり、癌や血栓の発生を抑えたり、血圧が上昇するのを抑制する作用があると考えられています。また、免疫力や肝機能を高めたり、抗菌作用もあると言われています。