舞茸/マイタケの概要
マイタケは、舞っているように見えるところから、「マイタケ」と呼ばれるようになりました。舞茸はサルノコシカケ科に属し、地方によってはナラゴケ、マエタケ、メダケと呼ばれることもあります。数百といった傘を重複させながら、太い株を作るもので、主に老大木の根部分に群生しています。舞茸はブナやクリの木、ミズナラといった老木を好むようです。見た目は灰褐色が最も多くなりますが、中には、白や黒色といった傘を持つ舞茸も存在します。食感も良く、特有の高い香りと味があり、調理では汁物や煮物、揚げ物、キノコご飯といったものに使われます。かつては幻のきのこと言われていましたが、現代では舞茸の人工栽培によって広く市場に出回っています。一部では原木栽培によるマイタケもありますが、そのほとんどが菌床栽培(きんしょうさいばい)になっています。尚、白舞茸(しろマイタケ)といわれる近縁種ものもありますが、サラダやシチューに利用されています。これは、肉質が少し柔らかいものとなりますが、黒く煮汁が変色しないためシチューに用いられることが多いようです。
マイタケ/期待される効能・効果
動物実験では、グルカンと言われる食物繊維に抗ガン性があると考えられています。また、高血圧、高脂血症、糖尿病、免疫機能向上などに役立つとも考えられています。その他、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなども、きのこ類の中では多く含まれていて、疲労回復、皮膚や粘膜の健康維持に役立つと考えられています。