薩摩芋/サツマイモ

薩摩芋/サツマイモの概要

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薩摩芋はかんしょ、からいも、りゅうきゅういも・ばんしょ、などとも呼ばれます。英語では薩摩芋のことをスイートポテト。薩摩芋は寒い地域では栽培されませんので、日本では関東地方より西側が主産地となっています。

サツマイモ/期待される効能・効果

薩摩芋の主成分は炭水化物で、そのカロリーは芋の仲間では最も高いのですが、エネルギーとなるデンプンは、砂糖よりも利用しにくいものであることから、さつまいもを食べると太りやすいというのは誤りです。サツマイモは、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、パントテン酸などのビタミンやカリウム、カルシウム、銅、マンガンなどのミネラルを豊富に含んでいます。カリウムは、体内で余分とされるナトリウムを体外へ排泄しますので、高血圧症状の予防や改善に役立つと考えられています。ビタミンEは、高い抗酸化性があり、活性酸素を消去することで、ガン化及び老化を予防すると言われています。そして、ビタミンCですが、通常ビタミンCは、加熱で分解されてしまいます。サツマイモに含まれるビタミンCは、デンプンがビタミンCを保護する形をとりますので、加熱によるビタミンCの損失は少ないとされています。また、サツマイモにはセルロースなどの不溶性の食物繊維が多く含まれており、そのため便秘の予防や改善に有効と考えられていて、更に有用な腸内細菌を増殖させたり、発ガン物質などの有害物を体外へ排泄する働きがあると言われています。そして、さつまいもには水溶性の食物繊維も含まれていますので、コレステロールや糖質、ナトリウムの吸収を阻害する作用があると言われています。このことから、生活習慣病である糖尿病の症状、高血圧症状にも生理作用があると考えられていて、その他、コレステロール値を正常化にする働きもあるとされています。