中華麺/チュウカメンの概要
中華麺はいわゆる拉麺(ラーメン)と呼ばれているもので、日本で広く食されるようになったのは明治の終わり頃と言われています。当時の名称は中華そばや支那ソバでしたが、昭和に入ると一般にラーメンと呼ばれるようになったそうです。ただ、用いる原料や作り方などは地域によって異なります。中華麺の種類としては生と乾麺、蒸麺があります。生麺の食味は優れていますが、保存性に劣ります。生産される量も多く、直接製麺したものとなります。多くはラーメンとして用いられています。乾麺は日持ちするため、携帯食に利用されたり非常食として使われることもあります。製麺した後にそれを乾燥させたものとなります。チュウカメンそのものは小麦粉が中心であり、製麺する際にはこれにアルカリ性溶液と塩が添加されます。このアルカリ性溶液は、デンプンやグルテンに働きかけて伸張性を高めるため、麺が良く伸びます。いわゆるかん水と呼ばれているものであり、この成分が小麦粉に含有される色素と反応して麺を黄色っぽくします。
中華麺/期待される効能・効果
チュウカメンは主にエネルギー源として利用されます。含有されるチュウカメンの成分では、炭水化物や脂質、蛋白質、ビタミンB1、カリウムなどがあります。炭水化物と脂質は主にエネルギー源となります。蛋白質は使われる小麦粉の質が優れているため、麺類の仲間では最もその含有量が多くなっています。ビタミンB1は糖質代謝や疲労回復に有用とされます。カリウムは体内の余分なナトリウムを体外へ排泄するため、血圧の正常化に作用すると言われています。