若布/ワカメ

若布/ワカメの概要

長さは様々で、三陸海岸で生産されています。養殖が盛んに行われだしたため、近年ではこちらがほとんどとなります。仲間となる種類では、チガイソ、ヒロメ、アオ若布があります。チガイソは、味の質は劣るものの、かつては若布の代わりとしてよく利用されていました。しかし、近年では養殖物の流通がほとんどのため、チガイソはあまり見られなくなりました。ヒロメは食用としてあまり利用されておらず、それに比例して生産の量もあまりありません。形状はうちわに良く似ており、切れ込みが葉に見られません。アオ若布も切れ込みが葉に見られず、茎も中央に存在しません。暖海性で、生産量もあまりありません。若布の代わりとして食用にされています。尚、ワカメは和布(にきめ)とも呼ばれています。

ワカメ/期待される効能・効果

血栓や細胞の老化を防ぐ働きがあると言われています。また、癌の発生を抑えたり、免疫力を高める作用があるとされます。その他、生活習慣病である糖尿病や高血圧、動脈硬化の予防にワカメが役立つと考えられています。含有される成分では、フコイダンやアルギン酸、フコキサンチン、ヨウ素、βカロテン、カルシウム、マグネシウムなどがあります。フコイダンは血圧が高くなるのを抑えたり、免疫力を強くする作用があると言われています。また、血栓の形成を防ぐ働きがあるとされます。その他、抗癌作用があると言われており、水溶性食物繊維の一つとなります。アルギン酸は癌細胞の増殖を抑える働きがあると考えられており、また糖尿病や動脈硬化の予防に役立つと言われています。いわゆるヌルヌル成分です。フコキサンチンはβカロテンより高い抗癌作用を持つと言われています。色素成分であり、カロテノイド系に属します。ヨウ素はミネラルの一つであり、チロキシンと呼ばれる甲状腺ホルモンの材料となります。体内代謝を促し、発育を促すと言われています。