湯葉/ユバ

湯葉/ユバの概要

豆腐皮及び豆油皮若しくは腐竹といった名称は中国での湯葉の呼び名となります。もともと日本へは鎌倉時代に中国から湯葉が渡来したと言われています。その後、加工された結び湯葉、巻き湯葉といったものは江戸時代に入ってから考案されたものと言われています。種類では、生のものと干したもの、結び若しくは巻きゆばがあります。生ユバは、別名では引き上げユバとも呼ばれており、料理に加えたり、直接刺身として利用されたりします。干しユバは、生のものを干したもので、保存性に優れます。結びユバ及び巻きゆばは、名称の通り、結んで使ったり、巻いたりして用います。その形状を変化させて乾燥させたもので、その作業はまだ乾ききっていない時に行います。

ユバ/期待される効能・効果

骨を丈夫にしたり、更年期障害の改善にゆばが役立つと言われています。また、高血圧や動脈硬化の予防にも有用とされます。含有されるゆばの成分には、食物繊維やグリシニン、イソフラボンなどがあります。食物繊維は腸内に存在する善玉菌の繁殖を活発化させ、整腸作用を呈します。また、抗癌作用などもあると考えられています。グリシニンは血圧調整に働きかけてその数値を正常化したり、コレステロールを減少させる作用があると言われています。ダイズ蛋白の多くのがこの成分であり、蛋白質の仲間となります。イソフラボンは抗酸化物質であることから癌の予防に役立つと考えられています。また、女性ホルモン様作用を持つことから、更年期障害の改善や骨粗鬆症の予防にも有用とされています。いわゆるポリフェノールの仲間であり、フラボノイド系に属する成分です。