アーティチョークの概要
アーティチョークは、食用としてあまり用いられません。またアーティチョークはキク科に分類され、その食感は芋のそれに良く似ていると言われています。蕾は大きく、その中心部に存在する、花托及びがく、を食用にします。花托は、オシベやメシベ及びがくや花冠をつける台のことを言います。一個が凡そ四百グラム程度で、別名ではアーティチョークのことを朝鮮薊(ちょうせんあざみ)とも言います。品質は若い蕾(つぼみ)で、よく締まり、青いがくをもっているものが良いとされます。産地は、アメリカをはじめ、スペインやイタリアといった国々で、旬は五月から七月にかけてとなります。調理する際は、アーティチョークの緑色部分を除去して、オーブンで焼くといった利用法があります。また、アクを抜くため、酢と塩を混ぜた熱湯で茹でて、その後、サラダ、スープ、煮物、炒め物、和え物といったものに用いられます。
あーてぃちょーく/期待される効能・効果
リウマチ、肝臓異常、胆嚢異常(たんのういじょう)、消化不良、糖尿病の予防、改善など。あーてぃちょーくには多糖類であるイヌリンが含まれていて、このイヌリンは水溶性(可溶性)の食物繊維です。人の体内にイヌリンが入ると、腸内細菌によって有用菌を増やし、血中コレステロールや脂肪を減らす働きがあると考えられています。