アスパラガスの概要
オランダから伝わったとされるアスパラガスは、オランダきじかくしや松葉うどと呼ばれ、十八世紀後半頃は、観賞用として用いられてました。ユリ科に分類される多年草で、食用とするのは、発芽直後の若い茎となります。ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスといったものがありますが、これらは栽培方法が違うもので、品種が異なるわけではありません。ホワイトアスパラガスは、盛土を行って、日光をさえぎりながら軟化栽培したものです。一般にグリーンあすぱらがすの方が栄養価も高いとされ、生産量も多くなっています。
あすぱらがす/期待される効能・効果
あすぱらがすに含まれるアスパラギン酸は旨味成分であり、かつアミノ酸の一種です。タンパク質の合成材料であり、アンモニアを排泄する働きもあるとされます。また、中枢神経を保護する作用や、抗疲労、スタミナ増強といった働きもあるとされます。更に、新陳代謝を亢進し、皮膚を健康に維持するとされています。その他、カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、葉酸、カリウムなどを含み、栄養価の高い野菜として知られています。特にカロテンには、抗酸化作用があり、老化予防、ガン予防に役立ち、また免疫賦活作用もあると言われています。尚、あすぱらがすはアミノ酸であるアスパラギンやビタミンAなどを豊富に含みますが、その含有量の多いのはグリーンあすぱらがすになります。