白菜/ハクサイ

白菜/ハクサイの概要

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白菜には、結球白菜、半結球白菜、不結球白菜があります。通常ハクサイは、結球ハクサイを言います。古くは、華中のチンゲンサイ類と華北のカブ類の交雑によって不結球ハクサイが生まれたと言われています。これが華北に於いて野菜の貯蔵の必要から、結球性の改良が行われ、結球ハクサイの大はくさいが生じたと考えられています。日本にはもともと結球した野菜は存在していませんでしたが、その利用は江戸時代以降となります。栄養面では、緑葉野菜に比較すると低くなりますが、含有されるはくさいの成分はキャベツのそれと良く似たものとなります。

ハクサイ/期待される効能・効果

きゃべつやぶろっこりーなどと同じアブラナ科の野菜なので、抗ガン性があると言われています。これは、グルコシノレート類と言われる成分によるもので、ガンの予防に期待されています。水分を多く含み、野菜の仲間では、その含有量が多いほうとされています。そのため、栄養素は少ないと言われます。ただ、カリウムは比較的多く含まれているため、体内の余分なナトリウムを排泄することで、高血圧症状の改善に有効と考えられています。また、ビタミン類であるビタミンCやミネラル類であるカルシウムなども含んでいます。その他カロテンも、緑色部分や芯部にあたる黄色いところに含有されています。