干瓢/乾瓢/カンピョウ

カンピョウの概要

ツル性植物のユウガオがカンピョウの原料であり、インドやアフリカが原産地となります。日本では源氏物語で記述が見られ、平安時代には既に中国からカンピョウが伝わっていたと考えられます。国内では茨城県や栃木県で生産されていますが、江戸時代には近畿方面がカンピョウの主産地だったと推測されています。種類では、漂白と無漂白があります。漂白干瓢は、鮮明な白色の外観を持ち、料理も綺麗に仕上がるとされます。保存性に優れますが、これは二酸化硫黄が使われているためで、防虫や防カビの作用があります。使用する際には塩と水を用いてよくもみます。無漂白カンピョウは、干して乾燥させたもので、その際、添加物である保存料などが利用されていないものです。少し高値ですが、風味に優れ、柔らかい甘味のある香りがします。使用する際は、水で軽く洗浄します。尚、かんぴょうは別名でキヅと呼ばれることもあります。

カンピョウ/期待される効能・効果

貧血や便秘、味覚の働きを保つのを改善する作用があると言われています。また、癌の発生を抑えたり、生活習慣病である糖尿病や高血圧、動脈硬化の予防に有用とされます。含有されるカンピョウの成分には、食物繊維やナイアシン、鉄、亜鉛、マンガン、カリウムなどがあります。食物繊維は腸の蠕動運動を促進し、有害物質や糖分、コレステロールなどを便に含んで排泄する作用があると言われています。このため、癌や糖尿病、動脈硬化の予防に有用とされます。また、新陳代謝を改善する作用もあると言われています。ナイアシンは、ニコチン酸及びニコチン酸アミドを総称するものです。エネルギー代謝など補酵素として関わっています。鉄は貧血の予防に有用とされています。亜鉛は味覚の機能を保つ作用があると言われています。マンガンは代謝機能を活性化させると言われています。カリウムは体内の余分なナトリウムを排泄する作用があると言われていることから、高血圧の予防に役立つと考えられています。