芥子菜/カラシナ

カラシナの概要

辛味とツンと鼻をつく香りがあり、漬物によく利用される高菜もからしなの一種です。中央アジアから中国に渡る範囲がカラシナの原産地と言われていて、紀元前から中国において栽培されてきました。クロガラシとアブラナの交雑種によって生じたと推測されており、現在の品種では、タカナ類、多肉性タカナ類、葉カラシナ類、根カラシナ類、茎カラシナ類に区分けされています。中国ではカラシナを野菜として発達させ、ヨーロッパやインドなどでは、カラシナから油を抽出し、それを発達させ、それぞれの地域でその品種分化は進んで行きました。日本へは九世紀頃に伝わったと言われていますが、その品種の数は少ないものとなっています。

カラシナ/期待される効能・効果

からしなの葉や茎は野菜として用いられるほか、種子は香辛料として利用されます。からしなに含まれる辛味成分は、配糖体のシニグリンで、含硫化合物の一種になります。この含硫化合物は、免疫賦活作用、抗酸化作用、白血球を増加させる、などの働きがあると言われていて、抗ガン性に期待されています。また、からしなにはカロテン、ビタミンC、ビタミンEなど抗酸化ビタミンを多く含んでいるため、ガン細胞の増殖を抑制すると考えられており、老化防止に役立つと言われています。その他、からしなには葉酸が豊富に含まれており、葉酸の持つ造血作用で貧血の予防に期待できます。同時に、からしなに含まれる鉄は造血の材料に、ビタミンCは、鉄の吸収を高めてくれます。からしなの栄養価は、ほうれんそうや小松菜(こまつな)より高いと言われています。