茎大蒜/茎葫/クキニンニク

クキニンニクでは、にんにくの葉が生えたあとに、花茎が伸びてつぼみをつけますが、その伸びた茎を食用にします。クキニンニクは「にんにくの芽」とも言われますが、正確には芽ではありません。ユリ科に属し、ネギと同種で、クキニンニクにもアリシンによる強い刺激臭があります。この成分は疲労回復をはじめ、コレステロールを減少させる働きがあると言われています。日本の古書では本草和名にニンニクの記載が見られ、かなり古い時代から栽培されていたと考えられています。日本では、古くは平安時代から栽培されていた経緯がありますが、あっさりとしたものを食べていた日本人にはあまり好まれず、その利用も薬用に留まっていたとされています。また、仏門では精の付くニンニク、ネギ、ラッキョウ、ニラ、ショウガの摂取を禁じられていたことも、一般に普及しなかった一因と言われています。

クキニンニク/期待される効能・効果

クキニンニクには、にんにく特有の匂いはありますが、根茎に比較すると緩やかです。この匂い成分は、アリシンと呼ばれる含硫化合物で、ビタミンB1の吸収率を高め、疲労回復、血行促進などの作用があると言われています。また抗酸化性もあるので、抗ガン作用に有効と考えられています。そのため、クキニンニクにも期待されます。その他、カロテン、ビタミンB6などのビタミンも多く含まれています。カロテンにも抗酸化作用があり、抗ガン性に役立つと考えられています。必要な量だけビタミンAに変換しますので、過剰摂取による副作用はなく、また、粘膜や皮膚を健康に維持すると言われています。ビタミンB6は、タンパク質の代謝に必要な成分です。