キャベツ

キャベツの概要

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南ヨーロッパの海岸地域が原産地で、甘藍(かんらん)、球菜、玉菜(たまな)、牡丹菜とも言います。キャベツは二年生の結球性葉菜です。結球は一年目で達成し、その年の冬を越えると、春に花茎が中心部より伸びて黄色い花を咲かせます。品種改良の進展により、現在では、季節ごとに春、夏秋、冬キャベツというものがあります。日本で消費される野菜のうち、最も多いとされるのは大根ですが、二番目にはキャベツがくるそうです。外国では、生食することはないそうですが、日本では生食されています。かつては葉の巻かない不結球性のものでしたが、品種改良によって結球するものが利用されるようになったのは、十三世紀頃となります。変種では、芽キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、カイラン、コールラビ、紫、ちりめん、ケール(不結球)といったものがあります。

きゃべつ/期待される効能・効果

きゃべつには、抗潰瘍因子としてのビタミンUが知られています。また、肝臓機能の亢進や解毒作用の補助にも有効とされます。きゃべつには、腫瘍を壊死させる因子を自身で生成することが確認されており、アブラナ科に属する野菜は、共通して抗ガン性があると言われています。そして、動物実験においては白血球を増加させ、免疫力を高めることが確認されています。更にきゃべつ特有の風味は、含硫化合物であるイソチオシアネートと言われるもので、免疫力を向上させ、抗ガン性を持つと考えられています。きゃべつには、複数の抗がん性作用があり、含硫化合物ものその一つです。その他ビタミンCも多く含まれており、その抗酸化性により、抗がん、抗ストレス、老化防止といったものに期待されています。