茗荷/ミョウガ

茗荷/ミョウガの概要

ミョウガは香辛野菜の一つで、ショウガ科に属します。茗荷は数少ないと言われている日本原産の野菜で、主に東南アジア一帯の多年生草本です。地下茎は多肉質で、そこから花茎(かけい)を出し、地下部から地上部へ数センチの長さまで伸長すると、偏圧状をした花穂(かすい)をつけます。この茗荷の花穂は、左右二列に重複した沢山の包葉が存在し、内部には幾つかの花があります。これが食用にされるもので、花茗荷(はなミョウガ)や茗荷の子と呼ばれています。またこの食べ物が出る時期によって、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)と分けられ、その他、夏みょうがや秋みょうがに分けられることもあります。六月から九月に掛けて花穂が出る早生品種のみょうがを夏ミョウガといい、九月から十一月にかけて花穂が出る中生品種並びに晩生品種が秋ミョウガとなります。みょうが竹(ミョウガたけ)は、地下茎から別に発生する茎葉を軟白徒長(なんぱくとちょう)したもので、この際、暗所において行われます。一般に、みょうが竹は酢の物や汁の実といったものに利用されています。この食べ物自体には、特有の辛味と芳香があり、和風料理の際の香辛野菜として用いられます。薬味や酢の物、天ぷらや、塩漬け、料理のつまといったものが代表的になります。

ミョウガ/期待される効能・効果

香りの成分は、α-ピネンと言われる成分で、食欲を増進させたり、血行をよくするのに役立ちます。一般に風味を楽しむために用いられる傾向にあり、栄養価では特筆すべきものはありません。