ピーマン

ピーマンの概要

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とうがらしの中で、中型から大型のうち、辛味のないものをピーマンと位置づけられています。トウガラシ自体は日本へ十六世紀頃に伝わったと言われていて、江戸時代にはかなり一般化されていたと考えられています。明治時代にはピーマンも日本へ伝えられましたが、当初、それほど一般化されることはなかったようです。。

ピーマン/期待される効能・効果

赤ピーマンには、青ぴーまんの三倍にあたるカロテンが含まれています。黄ぴーまんにおいては、カロテン含有量が少ないとされています。その他ぴーまんには、ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンCなども豊富に含まれています。カロテンは緑黄色野菜に含まれる成分で、動物性食品に含有されるレチノールとは異なる成分です。というのは、カロテン自体そのままではビタミンAとして作用しませんが、これが体内に入ることで、必要な量だけビタミンAに変換されるからです。ビタミンAには抗酸化性があると言われていて、これによって癌(がん)の予防にも有効と考えられています。抗酸化性を持つものの、一方、酸化されやすい性質もあります。このため、ビタミンEやビタミンCといった他の成分と共存することで、その安定度を高め、酸化されにくくなります。延いては、こういった成分の利用効率も高まり、有効に活用されることになります。ビタミンB6は、アミノ酸代謝に必要な成分で、不足すると免疫力低下や皮膚炎、湿疹、貧血といった症状が現れることもあります。ビタミンEはカロテンやビタミンAの酸化を防ぐと共に、赤血球の溶血を防いだり、老化の予防に役立つと考えられています。ビタミンCは、ビタミンEの酸化を防いで、再利用を促したり、コラーゲンを作り出すのに重要な成分となっています。