リーキの概要
リーキ(ポワロー/ポロネギ/西洋葱とも)で食用とされるのは、白く太くなっている茎の部分で、これは葉が硬いからです。通常、茹でてから用いられるケースが多く、調理ではスープやグラタン、マリネ、煮込みもの、サラダ、クリーム和えといったものにリーキが使われています。葉は硬くなっていますが、香味野菜として利用されることもあります。リーキは葱(ねぎ)の仲間で、日本では西洋葱やポロ葱と呼ばれることもあります。地中海沿岸地方が原産地とされていて、フランスではポワローと呼ばれています。栽培の歴史は古代エジプト時代に遡り、日本へ渡来したのは明治に入ってからとなります。当時、韮葱(にらねぎ)との名称で導入されましたが、広く普及するには至りませんでした。旬は秋から冬にかけてとなります。
ポワロー/ポロネギ/西洋葱とも/期待される効能・効果
有効成分はポワロー/ポロネギ/西洋葱ともの刺激臭や辛味成分で、含硫化合物となります。含硫化合物は、葱や大蒜などに共通して含まれている成分で、ビタミンB1の吸収率を高めることで広く知られています。更に癌の発生を予防する作用などが知られていて、これはポワロー/ポロネギ/西洋葱ともに抗癌性や抗菌性などの働きがあるからだと考えられています。ポワロー/ポロネギ/西洋葱ともな煮て食用にするのが一般的で、加熱すると甘くなる性質があります。これは含硫化合物によるものと言われていて、甘くなる分、辛味成分がなくなりますので、他の葱類に比較するとその作用も弱くなります。