生姜/ショウガの概要
はじかみ、ジンジャーとも言われ、地下の塊茎を食用にしたり、香辛料などに用いられます。生姜科に属する多年生草本で、熱帯アジアのインドやマレー周辺を原産地とします。ただ野生種はまだ見つかっていません。温暖な地域を好むため、日本に於いても温暖な地域のみでしか開花しないと言われています。増殖は、塊茎を使っているため、品種もほとんどありません。品種は大別すると、小群、中群、大群の三つになり、このうち古くから栽培されていて、細い茎を持ち、早生種で肥大化しない塊茎を持って、強い辛味を有するのが、小生姜群となります。中生姜群は、生産量が一番多いとされる品種で、漬物や葉生姜として頻繁に用いられてきた経緯があります。よく知られるものでは黄ショウガといった品種があります。これらは、柔らかい肉質となっています。大ショウガ群は、砂糖漬けなどのお菓子や漬物といったものに利用されるもので、中国種の晩生種となります。肥大化する塊茎を持ち、辛味はあまりなく、柔らかい肉質で水分が多くなっています。
ショウガ/期待される効能・効果
ショウガの辛味成分は、ジンゲロンとしょうがオールからなります。動物実験では、この物質に抗ガン性があると報告されています。また、しょうがには免疫力を高めたり、白血球数を増加させる働きがあると考えられています。その他、辛味成分には強い殺菌力があるとされ、加えて発汗を促すと考えられていることから、風邪にも役立つと言われています。