春菊/シュンギク

シュンギクの概要

シュンギクは地中海沿岸地方が原産地になりますが、野菜として利用している国は、日本や中国などアジアのみです。菊に良く似ていて、その葉を食用にします。ヨーロッパではハナゾノシュンギクが栽培されてきましたが、これは観賞用として利用するのみで、その芳香性などが嫌われ、シュンギクが食用されるに至りませんでした。日本の古書では1486年以前の「尺素往来」にその記録が見られますが、中国を経由してシュンギクが伝わったと考えられています。別名ではシュンギクのことを薩摩菊(さつまぎく)や琉球菊(りゅうきゅうぎく)とも呼ぶことから、最初に九州地方や沖縄県に渡来したと言われています。

シュンギク/期待される効能・効果

しゅんぎくには、カロテンが豊富に含まれていて、その抗酸化性により、ガンや老化の予防に役立つと考えられています。また、皮膚や粘膜を健康に維持するのもカロテンになります。カロテンは、必要量だけ体内においてビタミンAに変換されますので、過剰摂取による副作用はありません。その他、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、食物繊維、カリウム、カルシウム、鉄などの栄養素を含みます。ビタミンKは、骨の形成に必要な成分で、ビタミンEは、カロテンと同じく抗酸化性があります。カリウムは、体内の余分なナトリウムを排泄しますので、高血圧症状の予防に役立つと考えられています。