石蕗/ツワブキ

ツワブキの概要

ツワブキの名称は、葉の外観に光沢があってフキに類似するところから、ツヤブキと称されていたことに由来するようです。ツワブキは海の近くで暖かい地域に分布しており、食用だけでなく観賞用としても用いられています。原産地は中国とも日本とも言われています。石蕗(ツワブキ)はフキの仲間に属しますが、種類が違うため別種となります。常緑の多年草であり、一般に家庭でも植えられていますが、元来は野草となります。利用法は、酢の物や天ぷらといった形で、蕾や花が使われています。また炒め物や和え物、漬物、煮物といった形で、ツワブキの葉が用いられることもあります。この場合、アクがあまりない葉が使われますが、これは少し苦味を持っているためです。

ツワブキ/期待される効能・効果

細胞の老化や血栓の発生を防ぐ働きがあると言われています。また、便秘を改善したり、抗菌の働きもあると考えられています。その他、高血圧や動脈硬化の予防にも有用とされます。含有される成分では、食物繊維のほか、ヘキセナール、カリウム、ビタミンCなどがあります。食物繊維は、有害物質やコレステロール、糖類などの吸収を腸管において邪魔する働きがあると考えられているため、癌や動脈硬化、糖尿病の予防に有用とされます。また、コレステロールを減少させる働きもあると言われており、これは胆汁酸分泌を促進したり、その生成を促す働きがあると考えられているためです。更に腸内環境を調節する作用があり、善玉菌を増やすと共に排便量を増加させる働きがあるとされます。ヘキセナールは高い抗菌作用があることで知られており、生体をウイルスの攻撃から保護すると言われています。尚、ツワブキは、古くから民間療法の領域で使われてきた植物であり、下痢や食あたり、筋肉痛、できもの、虫刺され、切り傷、打撲などの症状に適用されてきた経緯があります。