ヤーコンの概要
ヤーコンは一般に、水などへ晒して利用されるケースが多く、油いためや胡麻和え、煮物、フライ、サラダ、きんぴらといった調理に用いられています。ただ、ヤーコンを切ると、変色しますが、これは空気に接触するためで、水に晒してから使うのがコツとなっています。食用とされる部分は、薩摩芋(さつまいも)風のヤーコンの塊茎(かいけい)で、生食されることもあります。シャリシャリとした食感に、かすかな甘味が特徴になっています。アンデス地方を原産地としていて、日本へ渡来したのは昭和に入ってからとなります。主にエクアドルやペルーといった地域に生息しています。尚、薩摩芋はイモ類の仲間でもカロリーが高い方ですが、ヤーコンは薩摩芋に比較すると凡そ半分程度になっています。
やーこん/期待される効能・効果
最近では健康食品として人気を呼んでいますが、これはフラクトオリゴ糖が含有されている上に、薩摩芋(さつまいも)に比較するとそのカロリーも低くなっていることが一因になっています。有効成分はフラクトオリゴ糖で、生活習慣病である糖尿病やコレステロールの正常化に有効ではないかと言われています。また便秘の予防にも期待されていて、特に腸内における善玉菌を増加させる作用に注目されています。尚、栄養成分は分析されていないため、一般的なデータは存在していません。