ペパーミント葉/サヤバナ[さやばな]

ペパーミント葉

成長すると凡そ一メートルに達する植物で、西洋薄荷(せいようはっか)とも呼ばれています。精油成分に含有されるアズレンには、潰瘍の治癒へ働きかけたり、抗炎症の作用などがあるとされます。メントールは肌に塗布すると、その部分への血流を増やすと共に、麻酔効果と冷却効果を現します。メントールや精油などは、マッサージオイル、塗布剤、鎮痛性香油などに利用されます。吸入によって精油及び茎葉を利用すると、気管支カタル及び呼吸器系カタルに役立つとされます。更に集中力の向上へも貢献するとされます。ペパーミントは、香味料として調理用に使われる他、薬用として風邪及び消化不良などに利用されるケースが多いとされます。

サヤバナ

筋肉弛緩作用を有するフォルスコリンが含有されています。通常、喘息、乾癬、狭心症、高血圧、湿疹などの症状に対して使われています。ただし、ワルファリン及び高血圧の治療薬を用いているケースでは、その利用を控えます。また、サヤバナの利用により、妊娠中の方に流産或いは子宮出血といった症状を惹起する可能性があると言われています。その他、子供に利用すると、健全な筋肉発達を妨害する可能性があると考えられています。

有用で安全性の高い相互作用

サヤバナとペパーミントの葉を併用した場合、過敏性腸症候群の軽減に有効とされています。ただし、その利用には医師の管理のもと行うのが推奨されています。