ガラナ[がらな]

含有されるカフェイン量が非常に多く、その量はコーヒーの約三倍近くあると言われています。また、ガラニンも含まれており、消化管炎症を抑えると言われています。他にもタンニンが含まれており、こちらは収斂作用を有します。一般に、強壮目的で利用されるケースが多くなっています。近年の研究では、血液中に存在する血小板の凝固抑制が示されたものもあります。また、記憶力の上昇も認められています。更に、ガラナ全体から成分を抽出した方が高い作用があるとされ、ガラナからカフェインだけを抽出したエキスの方が、その効果が劣るとされています。その他、二日酔いやそれに起因する頭痛、下痢といった症状の改善目的でも利用されています。ただし、妊娠中及び授乳中の女性の方の利用は禁忌とされています。また、カフェインの摂取が好ましくないとされる状況下での利用も控えます。尚、ガラナにはカフェインの他、テオブロミン及びテオフィリンといった物質も含有しています。テオブロミンには神経興奮作用があるとされており、テオフィリンには鎮静作用があるとされています。

ガラナ/有害で危険性の高い相互作用

カバ、朝鮮人参、バレリアン、パッションフラワー、カモミールには、ガラナとの間に有害な相互作用が認められています。がらなには、カフェインが含有されています。カバ、バレリアン、パッションフラワー、カモミールにはいずれも鎮静作用が認められるため、がらなに含有されるカフェインと拮抗関係にあります。