イチョウ
強い抗酸化性があることで知られ、活性酸素を除去する働きがあると言われています。また、血管拡張作用を持つ化合物も含まれています。一般に、精神機能の改善や記憶力の向上目的で利用されています。また、生殖器官及び下肢の血液循環を改善する働きなどもあるとされています。特に脳の血液循環を改善する作用が指摘されています。その他、喘息や耳鳴り眩暈といった症状に対しても、その改善目的で使用されることがあります。ただし、抗血液凝固薬であるワルファリンと組み合わせての利用は控えます。これは、イチョウに抗血液凝固作用が認められているためです。尚、多くの研究がなされており、健常者の認知機能及び記憶力の改善が示された報告例もあります。また、視野欠損に改善が認められたものや脳梗塞における後遺症の改善が示された例もあります。更に、ビタミンEとの組み合わせにより、女性の冷え性に対して改善が見られたとの報告例もあります。
サヤバナ
含有されるフォルスコリンに筋肉弛緩作用があり、抗ヒスタミン様として利用されています。ただし、ワルファリン及び高血圧薬などを利用している際は、医師の判断を要します。主に高血圧や狭心症、喘息などの治療目的で利用されています。
有用で安全性の高い相互作用
イチョウとサヤバナを併用した場合、高血圧症に有効とされています。ただし、抗血液凝固薬であるワルファリンと組み合わせての利用は控えます。また、医師の管理のもとに利用することが推奨されています。