マロニエ/ビルベリー[まろにえ/びるべりー]

マロニエ

有効成分では、フラボノイド、クマリン、サポニン、タンニンといったものがあります。痔に対して軟膏が使われ、前立腺肥大症の改善にも役立つとされています。サポニン及びフラボノイドには、静脈壁を強め、その透過性を低下させる働きがあると言われています。また、タンニンには収斂作用があるとされます。利用部位は樹皮及び果実部で成長すると凡そ三十メートル以上に達する植物となります。一般に、感染症であるインフルエンザや風邪などに起因する咽喉炎及び咳などの改善目的で利用されています。作用メカニズムは、サポニンによる去痰作用と粘液質による喉及び口内粘膜の鎮静作用によるものとされます。尚、別名では、西洋栃の木(セイヨウトチノキ)とも呼ばれています。

ビルベリー

含有される成分にアントシアナジンと呼ばれる色素成分があり、こが網膜内に存在する毛細血管を強化し、ロドプシンの再生を促すと言われています。ロドプシンは、視力に関わる物質のことをいいます。一般に、他のハーブと組み合わせて老人性黄斑変性の改善目的或いは夜間視力の改善に利用されたりしています。尚、夜間視力に関しては、即効性があるものの持続性がないと言われています。実験では、数時間しかその効果が得られなかったと示されるデータがあります。尚、別名ではミルチルス果実とも呼ばれています。

有用で安全性の高い相互作用

ビルベリーとマロニエを併用すると毛細血管及び静脈を強め、その血流循環を改善させる働きがあると言われています。尚、肝臓及び腎臓疾患が見られる方は、医師の相談が必要とされています。