フィーバーフューとウイローバーク

フィーバーフュー

花の見た目はヒナギクのそれによく似ていて、年を越えて夏を迎える頃に開花させます。成長すると凡そ百センチ弱程度にまで育ち、別名では夏白菊(なつしろぎく)とも呼ばれています。葉に含有される成分が、偏頭痛の予防に作用するものと推測されています。また、頭痛や関節炎などの症状に対しても利用されています。作用メカニズムでは、含有されるセスキテルペンラクトンがヒスタミン及びプロスタグランジンを抑える働きを有すると推測されています。このヒスタミン及びプロスタグランジンは、炎症を引き起こした際に分泌される物質で、偏頭痛はこれが原因で、脳血管の痙攣を引き起こし、発症するとされています。

ウイローバーク

サリシンと呼ばれる物質が樹皮に含有されており、この成分に抗炎症作用があることから、痛みを和らげ、熱を低下させるものと考えられています。一般に、インフルエンザ及び風邪、またそれに起因する発熱、そして関節炎や頭痛といった症状に対して有効とされています。ただし、長期に渡って利用したり、大量に使うと、内出血或いは出血、潰瘍といった症状を惹起する可能性があるとされています。また、アスピリン及びサリチル酸に対してアレルギー反応が見られるケースでは、その利用を控えます。

有用で安全性の高い相互作用

フィーバーフューとウイローバークを併用した場合、偏頭痛の予防と治療に有効とされています。ただし、過去に胃炎及び潰瘍などの疾患を経験した方、妊娠中の方は、その利用を控えます。また、サリチル酸誘導体及びアスピリンなどに対してアレルギー反応を示す方も利用を控えます。