クレマスチン
鎮静作用を有するキャットニップ、パッションフラワー、トリプトファン、SAMe(サム・イー)、バレリアン、カモミール、カバ、セントジョーンズワートなどとクレマスチンを併用すると、傾眠作用が強まるとされます。このため、これらのものとの併用は控えます。ヒヨスとクレマスチンには同様の副作用が認められ、併用した場合、傾眠作用のほか眩暈(めまい)や口渇といった症状が強まるとされます。このため、両者の併用は控えるべきとされています。マオウには強壮作用があり、これがクレマスチンの副作用を強めます。また、シュードエフェドリン或いはエフェドリンといった成分を含有する抗アレルギー薬や風邪薬などとの併用も控えます。クレマスチンはいわゆる抗ヒスタミン薬のことを指していて、アレルギー症状全般に利用されています。例えば、季節性アレルギーであるなみだ目や目の痒み、くしゃみ、鼻水といったものが該当します。その他、上気道感染症或いは風邪、喉痛といった症状にも使われています。尚、アルコールとクレマスチンを併用した場合、集中力が落ちたり傾眠を誘発する要因となります。これは、アルコールがクレマスチンの副作用を強めるためで、これらの併用も控えます。
クロルフェニラミン
クレマスチンと同様に、ヒヨス、マオウ、アルコール、そして鎮静系ハーブであるキャットニップ、カバ、バレリアン、パッションフラワー、セントジョーンズワート、トリプトファン、カモミール、SAMe(サム・イー)、などとの併用は控えます。いずれもクロルフェニラミンの副作用である眩暈、傾眠、口渇といった症状を悪化させます。クロルフェニラミンも抗ヒスタミン剤の一つであり、鼻水、なみだ目、目のかゆみ、くしゃみといった症状に対して適用されています。その他、エフェドリン、シュードエフェドリンなどを含有する風邪薬も控えます。尚、一般の風邪薬にはうっ血除去剤であるシュードエフェドリンも併用されていますが、インフルエンザの処方薬などにはデキストロメトルファン及びアセトアミノフェンといったものも含まれています。