カモミール[かもみーる]

カモマイル或いはカミツレとも呼ばれていて、成長すると凡そ五十センチ程度に育つ植物となります。このカモミールは多くの症状に対して利用されているハーブの一つとなります。一般に、神経に起因する消化器系の障害や精神不安症、不眠症といった症状に対して適用されています。特に、ハーブティーにしたカモミールに鎮静作用があることで知られていて、眠気を誘発すると言われています。また、落ち着きのないとされる子供に利用したケースでは、優れた作用が現れるとされます。更に、煎じたものがうがい薬として口内炎に、或いは点眼薬として利用され、乳頭亀裂には湿布剤が用いられます。植物油で希釈した精油は、痛風及びリウマチなどの症状に対して使われ、軟膏に精油を入れたものは殺菌剤として利用されます。花を使った湿布剤は坐骨神経痛の症状に用いられます。その他、下痢や鼓腸、胸焼けなど消化管の不調、月経前の偏頭痛、月経痛などにも用いられています。

カモミール/有害で危険性の高い相互作用

ガラナ、マテ、マオウ、コーラノキなどはカモミールとの間に有害な相互作用が認められています。ガラナ、マテ、コーラノキにはいずれもカフェインが含有されています。この成分が、カモミールの有する鎮静作用と拮抗します。また、マオウには強い刺激作用があるため、これがかもみーるの有する鎮静作用と拮抗します。