シュードエフェドリン[しゅーどえふぇどりん]

レッドラズベリー、ウワウルシ、クログルミ、オーク、ウイッチヘーゼルなどはタンニンを含有しています。また、お茶などにも含まれており、これらはいずれもシュードエフェドリンの吸収を妨害します。そのため、タンニンを含有するものとシュードエフェドリンの利用時間には二時間程度のずれを設ける必要性があります。コーラノキ、マテ、ガラナなどのハーブはカフェインを含有しています。また、コーヒーやコーラ、お茶、チョコレートといった食品にも含まれています。シュードエフェドリンの副作用である不眠、不安、眩暈といった症状を、カフェインの有する興奮の働きがこれらの症状を強めます。従って、これらのものとシュードエフェドリンの併用は控えます。マオウからはエフェドリンから単離されます。このエフェドリンは、シュードエフェドリンと類似しており、マオウと併用することでしゅーどえふぇどりんの副作用である不整脈、血圧上昇、不眠、不安、眩暈(めまい)といった症状が強まります。しゅーどえふぇどりんはうっ血除去薬のことで、うっ血を取り除くために利用されています。単体で用いられることもあれば、インフルエンザや風邪などの症状に対して、抗ヒスタミン薬などと併用して使われることもあります。尚、カフェインの有する興奮の働きは、しゅーどえふぇどりんの副作用を強めますが、コーヒーやお茶以外でも強壮を謳う食品や、ノンアルコール飲料などにカフェインが含まれていることもあります。