イソニアジド[いそにあじど]
セントジョーンズワートは、モノアミンオキシダーゼ阻害薬と似たような働きを持っており、イソニアジドもこれと同様の作用があるとされています。これらを組み合わせて用いると、頭痛や吐き気、眩暈といった症状を訴える可能性があると指摘されています。ただし、詳しく明らかにされていないため、今後の研究結果が待たれることになります。イソニアジドは、抗結核薬を指していて、結核の治療に利用されています。単体で利用されることもありますが、リファンビシンとの配合剤も見られます。トリプトファンは、アミノ酸の一種ですが、この成分とイソニアジドを組み合わせて用いると、強い傾眠作用を示すこともあります。トリプトファンは鎮静様の薬としても代用されています。また、各種ビタミン類及びミネラル類の吸収を阻害する性質がイソニアジドにあり、更にビタミンB6(ピリドキシン)の働きをも妨害すると言われています。このため、マルチビタミンなど、複数のビタミン及びミネラル類を含有するサプリメントの摂取が推奨されています。モノアミンオキシダーゼ阻害薬であるフェネルジンと似たような働きがイソニアジドにも認められていることから、一部の食品との間に有害とされる相互作用が指摘されています。異常な血圧変動や血管拡張、下痢といった症状を訴えるケースもあるとされます。該当するものでは、発酵食品であるピックルス、サラミ、ボローニャ、ザワークラウト、ペッパローニといったものやアルコール、カフェイン飲料、チーズ、チョコレートといったものがあります。