イタリアニンジンボク/トウキ[いたりあにんじんぼく/とうき]

イタリアニンジンボク

プロラクチンは、月経周期に関して、乳房圧痛に影響を与える物質のことを言います。プロラクチンは脳下垂体より分泌されるもので、これを抑える働きを有する成分がイタリアニンジンボクに含まれています。そのため、乳房圧痛はもとより、更年期障害や月経前症候群の諸症状、生理不順などの改善目的で利用されています。ただし、妊娠中及び授乳中の方は、その利用を控えるべきとされています。これは、子宮出血及びホルモン変調などを惹起する可能性があるためです。また、この症状は子供に見られるケースもあるとされています。その他、作用が現れるまでに数ヶ月の時間がかかる場合もあります。別名では、処女の木、或いは処女の子羊などとも呼ばれています。

トウキ

中国アンゼリカとの別名を有し、のぼせに対して多数の改善報告例が見られます。そのメカニズムはハッキリとされていませんが、他にも婦人病特有の症状に対して役立つとされています。

有用で安全性の高い相互作用

イタリアニンジンボクとトウキを併用した場合、更年期障害の諸症状、月経前症候群の改善に有効とされています。中でものぼせや乳圧房痛に強い作用を持つと言われています。ただし、妊娠中及び授乳中の方の利用は控えます。また、ホルモン補充療法を受けている方などの利用は禁忌とされています。