セイヨウタンポポ
肝臓及び胆嚢障害、リウマチ、便秘、皮膚障害などに適用されています。利用部位は全草で、花はワインなどに利用されています。また、コーヒーの代替用として根の部分が用いられることもあります。葉には、ビオラキサンチン、ルテイン、苦味質、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンDといったものがあります。根には、トリテルペン、イヌリン、ペクチン、コリン、アスパラギン、苦味質タラキサンシン、ステロール、糖類、配糖体、フェノール酸、そして各種ビタミン類とミネラル類などがあります。
パセリ
一般に、痛風及び泌尿器感染症などに適用されています。利尿作用があることで知られていて、これが泌尿器の感染症及び結石へ有用に働きかけると言われています。また、尿酸の排出を促すことからも痛風に有効とされています。更に口臭を防ぐ目的でも知られており、古くから大蒜などを食した際のニオイ消しとして利用されてきた経緯があります。その他、子宮筋を調整する働きや母乳の分泌を増やす働きなどもあるとされます。含有される成分では、精油をはじめ、配糖体、フラボノイド、鉄分、マンガン、ビタミンA、ビタミンCなどがあります。精油では、アピオリン、ピネン、アピオール、ミリスチシンといったものが知られています。
有用で安全性の高い相互作用
セイヨウタンポポとパセリを併用した場合、腎臓結石及び尿路感染症に役立つと言われています。いずれにも利尿作用が認められ、これが有用に働きかけるとされます。ただし、腎臓疾患及び胃炎、そして潰瘍といった症状が見られるケースでは、その利用を中止します。また、過去に心臓病を患った経験のある方は、医師への相談が推奨されています。