亜酸化窒素/笑気
キャットニップ、パッションフラワー、バレリアン、カモミール、カバ、セントジョーンズワート、SAMe(サム・イー)、トリプトファン、5-HTPはいずれも鎮静の働きがあるため、亜酸化窒素(笑気)との間に有害な相互作用が認められています。これらのハーブを利用するには、亜酸化窒素(笑気)の利用から二日程度の間隔を空ける必要性があるとされます。一方、ショウガと亜酸化窒素(笑気)の間には有用な相互作用が認められています。これは、ショウガに吐き気を抑える働きがあるためで、亜酸化窒素(笑気)利用後の嘔吐や吐き気の症状に対して役立つと考えられています。亜酸化窒素(笑気)は、いわゆる麻酔ガスのことをいいます。歯科及び外科的手術の際に使われているもので、リラクセーション効果があると言われています。ただし、通常他の麻酔薬が利用されていますので、これらが利用できない際に亜酸化窒素(笑気)が使われます。
アスピリン
イチョウ及び大蒜(にんにく)とアスピリンの間に有害な相互作用が認められています。いずれもアスピリンとの併用により消化管出血のリスクが高まるとされています。一方、脱グリチルリチン化が行われた甘草(カンゾウ)とアスピリンの間には有用な相互作用が認められています。これは、アスピリンの利用に起因する胃障害をカンゾウが軽減させるためです。アスピリンは、非ステロイド性抗炎症剤、解熱鎮痛剤のことを指していて、アセチルサリチル酸としても広く知られています。この亜酸化窒素は長期間利用することで、消化管出血や潰瘍などの胃障害を発生させることもあります。中でも、抗血液凝固剤を利用している方に、出血が見られるケースが多いと言われています。