サルサパリラ
大形の葉は多様になっており、利用部位は根となります。一般に、皮膚病やリウマチなどの症状に対してその改善目的で利用されています。有効性については、ハッキリと解明されていません。含有される成分では、ステロイド系サポニン、デンプン、精油、ステロイド、サルサピン酸、樹脂といったものが知られています。古くから血液浄化薬として利用されてきた経緯があり、過敏性腸症候群及び関節炎、湿疹、乾癬といった症状に利用されてきたとされます。フィステロール類が含まれており、これらは炎症を抑える作用があると言われています。また、消化管内に発生した毒性を有する物質を減少させることで消化機能を向上させる働きもあるとされます。ただし、腎臓疾患及び潰瘍、そして胃炎などの症状が見られる場合は、その利用を控えます。また、ビスマス及びジゴキシンなどと組み合わせての利用も同様となります。その他、消化管及び腎臓、皮膚などへ、悪影響を与えることもあるとされます。尚、サルサパリラの利用によって流産を惹起する可能性も指摘されています。
ムーラプアマ
男性の機能へ有用に働きかけるとされていますが、有効成分は未だハッキリとされていません。これからの研究に期待されているハーブの一つとなります。ムーラプアマは、原産地をブラジルとする潅木のことで、利用部位は根及び木部となります。
有用で安全性の高い相互作用
サルサパリラとムーラプアマを併用した場合、男性の機能へ有効に働きかけると言われています。ただし、腎臓疾患、そして胃炎、潰瘍といった症状が見られる場合は、その利用を見送ります。また、ジゴキシンと組み合わせての利用も控えます。