イノシトール/ミルクシスル[いのしとーる/みるくしする]

イノシトール/ミルクシスル

肝臓より脂肪を取り除く作用があると言われていて、更にコレステロールや脂肪の代謝を補助する役割を担っています。ビタミンの一種とされていて、通常、カプセルでの利用形態が多くなっています。

有用で安全性の高い相互作用

ミルクシスル、セイヨウタンポポ根とイノシトールの間には、有用な相互作用があることで知られています。ミルクシスルは、シリマリンと言われる物質を含有しており、この成分に肝細胞が損傷を受けるのを防ぐ働きがあると言われています。更に、障害を受けた肝細胞の修復を促進させる作用などもあるとされています。ミルクシスルとイノシトールを併用した場合、肝機能を保護する働きがあると言われています。肝障害に起因する黄疸、肝炎、肝硬変といった症状が見られる場合では、特に有効とされています。ただし、胆嚢疾患並びに胆道疾患、胆石といった症状を訴えているケースでは、これらの併用を行う前に医師への相談が推奨されています。セイヨウタンポポ根は、利尿作用を有すると共に、消化液分泌を促進させる作用があると言われています。いずれの働きも、肝臓代謝機能や消化機能を補助する物質が含有されているためと考えられています。セイヨウタンポポ根とイノシトールを組み合わせて用いた場合、肝機能をサポートする働きが生じると言われています。ただし、胆道疾患、胆嚢疾患、胆石といった病気を患っている場合、その利用に医師への相談が薦められています。通常、チンキ剤或いはエキス剤としての利用形態が多くなっています。