テオフィリン/デキサメタゾン[ておふぃりん/できさめたぞん]

テオフィリン

タンニンを含有するレッドラズベリー、ウワウルシ、クログルミ、オーク、ウイッチヘーゼルといったハーブやお茶などは、テオフィリンの体内への吸収を妨害するため、これらのものとテオフィリンの併用を控えます。セントジョーンズワートは、血液中においてテオフィリン含有量を減らす恐れがあると指摘されています。コーラノキ及びマテといったカフェインを含むハーブは、テオフィリンを組み合わせて用いることで、その副作用と働きを強めるとされます。テオフィリンとマオウを組み合わせて利用すると血圧上昇と共に不整脈を引き起こす恐れがあるとされます。チリ、トウガラシを過剰に摂取するとテオフィリンの吸収を促し、血液中のテオフィリン含有量を異常に増加させます。テオフィリンは気管支拡張薬のことで、気管支炎をはじめ喘息や肺気腫といった症状に対して利用されています。尚、テオフィリンの利用は体内でのマグネシウム、カリウム、ビタミンB6(ピリドキシン)の水準を下げるとされます。

デキサメタゾン

ジギタリスはジゴキシンと似たような働きを有し、デキサメタゾンの副作用を強めるとされます。このため、ジゴキシンやジギタリスとデキサメタゾンを組み合わせての利用は控えます。デキサメタゾンは、副腎皮質ステロイドのことを指していて、アレルギーをはじめ、それに起因する消化管障害、関節炎、喘息、乾癬といった症状に対して適用されています。相互作用も含め副作用などもあり、その利用に注意が必要とされています。その他、自己免疫疾患である移植臓器の拒絶反応やエリテマトーデスといったものにも用いられています。尚、長期間に渡る副腎皮質ステロイドの利用は、カルシウム及びビタミンB6の吸収が妨害されます。また、体内のマグネシウム水準も下がります。その他、糖尿病を発症させる要因にもなります。