ファモチジン/フェニトイン[ふぁもちじん/ふぇにといん]

ファモチジン

脱グリチルリチン化を行った甘草(カンゾウ)の粘液質には、胃粘膜保護や抗炎症の働きが認められています。これらの作用は、潰瘍の改善に有効とされているもので、ファモチジンとの間に有用な相互作用があります。ファモチジンは、ヒスタミンH2受容体拮抗薬のことを指していて、胸焼けや潰瘍などに適用されています。これらは胃酸の生成を強く抑制させる働きに由来するもので、他にも逆流性食道炎といった症状に対して利用されています。

フェニトイン

カフェインを含有するハーブではマテ、コーラノキ、ガラナといったものがあります。フェニトインの副作用では不眠症、神経症、混乱といったものがあり、カフェインはこれらの症状を増幅させる働きがあるとされます。このためカフェインを含むものとの併用は控えます。マオウも同じくその興奮作用からフェニトインの副作用を強めます。フェニトインは抗てんかん薬のことを指していて、主に癲癇(てんかん)の症状に対して適用されています。尚、フェニトインは、ビタミンB6によってその作用を弱められます。また葉酸はフェニトインによってその吸収を妨害されます。これらのビタミン以外のビタミンB群にもそれぞれ影響が認められます。このため、サプリメントなどでビタミンB群を補給する際は、フェニトインの投与時間と二時間程度のずれを設ける必要があります。その他、カルシウムもフェニトインによってその吸収を妨害され、骨粗鬆症を引き起こす要因を作ります。