セレコキシン
サリチル酸誘導体を含有するホワイトウイロー、ウインターグリーン、メドウスィートといったハーブは、セレコキシンと組み合わせて用いることで重度の胃障害を惹起する恐れがあります。ミルクシスルにはシリマリンと呼ばれる成分が含まれています。セレコキシンは、肝臓へ刺激を与えますが、これをシリマリンが保護するとされます。セレコキシンは、非ステロイド性抗炎症剤やシクロオキシゲナーゼ-２などの薬剤を指しています。非ステロイド性抗炎症薬は、シクロオキシゲナーゼ-２に比較すると少し胃への刺激があります。通常、関節炎に適用されています。ただし、葉酸は非ステロイド性抗炎症剤によって、その吸収を妨げられます。そのためサプリメントなどで葉酸を摂取する必要性があります。
ゾルピデム
セントジョーンズワートは、セロトニン再取り込みを阻害する働きがあり、これと同様の作用がゾルピデムにも見られます。このため、両者の併用は控えます。鎮静作用を有するカバ、セントジョーンズワート、バレリアン、キャットニップ、カモミールといったハーブとゾルピデムを組み合わせて用いると、傾眠作用が強まります。このため、鎮静を有するものとの併用は控えます。ゾルピデムは、いわゆる鎮静薬や催眠薬と呼ばれているもので、不眠症に対して適用されています。治療期間の短い症状を対象にした治療薬となります。尚、アルコールを摂取した際もゾルピデムとの併用は控えます。これはゾルピデムの副作用である傾眠をアルコール摂取によって高めてしまうからです。また、鎮静作用を有するトリプトファンやSAMe（サム・イー）などとの併用も控えます。