チクロピジン/チモロール[ちくろぴじん/ちもろーる]

チクロピジン

サリチル酸誘導体を含むウインターグリーン、ホワイトウイロー、メドウスィートとといったハーブは、チクロピジンと組み合わせて利用すると血液凝固が極端に下がる恐れが指摘されています。サリチル酸誘導体には、アスピリンとよく似た抗血液凝固作用が認められます。デビルズクロー、フェヌグリーク、生姜(しょうが)、大蒜(ニンニク)、ニンジン、ムラサキツメクサ、マロニエ、銀杏(イチョウ)、セイヨウクルマバソウ、トウキ、レッドルーテッドセージといったハーブには、抗血液凝固作用が認められています。これらのハーブの利用は控えます。チクロピジンは、抗血栓薬のことを言い、脳梗塞のリスクを低減させる働きがあります。これは血栓の発生を抑制するためです。尚、チクロピジンは、カルシウム及びマグネシウムによってその吸収を阻害されます。そのため、これらの微量元素をサプリメントなどで摂取する場合、チクロピジンの投与時間との間に二時間程度のずれを設ける必要性があります。

チモロール

セントジョーンズワートは、モノアミンオキシダーゼ阻害薬と似たような働きを有するため、チモロールとの併用は控えます。チモロールは、高血圧をはじめ、緑内障や不整脈などの症状に対して適用されています。作用の強い薬剤であるため、しばしば多くの治療薬と相互作用を現します。そのため、利用中の医薬品やサプリメントなどがあれば、医師に正確に伝える必要性があるとされます。チモロールは、コエンザイムQ10の体内での利用を妨害します。コエンザイムQ10はエネルギーを作り出すのに必要な成分のことを言います。