デキストロメトルファン/デシプラミン[できすとろめとるふぁん/でしぷらみん]

デキストロメトルファン

鎮静作用を有するカバ、SAMe(サム・イー)、セントジョーンズワート、パッションフラワー、トリプトファン、キャットニップ、バレリアン、カモミールなどはデキストロメトルファンと組み合わせて用いると、傾眠作用が高まります。デキストロメトルファンは、いわゆる鎮咳剤であり、上気道感染症、アレルギー、インフルエンザ、風邪などの症状に起因する咳を鎮める働きがあります。また傾眠作用を有するデキストロメトルファンは、アルコールの摂取によってその作用を強めます。このため、デキストロメトルファンを利用している際は、アルコールの摂取を控えます。

デシプラミン

ヨヒンベは男性の機能に作用するハーブで、デシプラミンとの併用により重大な血圧上昇を惹起する恐れが指摘されています。そのためデシプラミンとヨヒンベの併用は控えます。鎮静作用を持つカバ、パッションフラワー、バレリアン、SAMe(サム・イー)、セントジョーンズワート、トリプトファン、キャットニップ、カモミールなどは、デシプラミンと組み合わせて用いることで、傾眠作用が強まります。このため、鎮静作用を有するものとデシプラミンの併用は控えます。セントジョーンズワートには、デシプラミンと似たような働きがあるとされています。そのため併用は控えるべきとされています。デシプラミンは三環系抗鬱薬と組み合わせて用いることで高血圧及び不整脈を惹起する恐れがあります。このため両者の併用は控えます。また、シュードエフェドリン及びエフェドリンなども同様にその利用を控えます。デシプラミンは、三環系抗鬱薬のことで、鬱病に対して適用されています。セロトニンやノエルピネフリンの脳神経への取り込みを妨害します。この作用は他の三環系抗鬱薬も同じです。三環系抗鬱薬の副作用は、コエンザイムQ10の生成減少に起因するとされる心臓障害となります。