ターメリック根/ブロメライン[ぶろめらいん]

ターメリック根

クルクミンと呼ばれている抗炎症系の物質を含んでいます。この成分には、関節炎に起因する痛みや腫れなどを軽減する働きがあると言われています。更に、精油成分には、消化液の分泌を促す働きがあると言われています。伝統療法であるアーユルヴェーダの領域では、リウマチや軽度の消化障害である、鼓腸、食欲不振といったものに利用されています。ただし、胆嚢疾患及び胆石、潰瘍といった症状が見られる方はその利用を控えます。これは、胆嚢への強壮作用が認められているためです。その他、妊婦による過剰摂取は、流産及び子宮出血といった症状を引き起こす引き金になることもあるとされています。尚、別名ではウコンとも呼ばれており、こちらの名称の方が広く知られています。

ブロメライン

有効成分は、天然由来のタンパク質分解酵素となります。この成分には、炎症を軽減し、タンパク質の消化を促す働きがあると考えられています。一般に、軽い消化障害、副鼻腔炎、タンパク質分解の促進目的、喘息、スポーツによる筋肉損傷などに利用されています。また術後の回復を促す働きや疼痛の軽減にも有効に働きかけるとされています。ただし、心臓疾患や高血圧症などを患っている方は、医師への相談が必要とされており、抗血液凝固薬であるワルファリンや抗生物質との併用も控えます。また、パイナップルに対して、アレルギー反応を示す方もおられますので、そういった方はその利用を控えます。その他、消化管へ作用し、強度の刺激性を現すこともあると言われています。

有用で安全性の高い相互作用

ターメリック根とブロメラインを併用すると、軽度の消化管異常であるガスの蓄積及び嘔気並びに食欲不振へ有用に働きかけると言われています。ただし、胆道疾患、潰瘍、胆石、胃炎、食道炎といった症状が見られる場合には、その利用を控えるべきとされています。また、抗血液凝固薬であるワルファリン及び抗高血圧薬並びに抗生物質といったものとの併用も避けるべきとされています。