ググル
作用メカニズムはハッキリと解明されていませんが、動脈硬化症及び高コレステロール症に利用されています。また、消化不良の改善目的でも使われています。研究では、コレステロール値を約一割程度、減少させたとの報告例がありますが、その目的で利用する場合は、医師への相談が必要とされています。また、作用が現れるまでに数週間の経過が必要な場合もあります。
大蒜/ニンニク
含有される成分に、アリシンやアリイン、アリナーゼといったものがあります。いずれも化合物であり、これらが働きかけると考えられています。その他、アミノ酸、脂肪、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、精油成分などがあります。精油に含有されるアリインは、大蒜の細胞を傷つけることで、アリシンに変化します。このアリシンは、空気と接触することで、二硫化アリルに変化します。変化した二硫化アリルには、抗菌性があると言われています。高コレステロール症、下肢部循環異常である間欠性跛行、炎症、細菌感染症、アテローム性動脈硬化症、高血圧症、心臓血管系の疾患などに利用されています。尚、血液凝固抑制薬であるワルファリンと組み合わせての利用は、禁忌とされています。また、妊婦の過剰摂取は、流産及び子宮出血を引き起こす要因になることもあります。その他、大蒜は生姜(ショウガ)と相互作用も有用とされていて、免疫系を補助する働きがあると言われています。ただし、こちらもワルファリンと組み合わせて用いることは禁忌とされています。尚、別名ではガーリックとも言います。
有用で安全性の高い相互作用
ググルとニンニクを併用すると高コレステロール症に有効とされています。ただし、抗血液凝固薬であるワルファリンと組み合わせての併用は禁忌とされています。また、作用が現れるのに数週間かかるケースも見られます。