セイヨウサンザシ
有効成分では、サポニン、トリメチルアミン、フラボノイド配糖体、プロシアニジン、縮合タンニンといったものが知られています。一般に、心臓疾患及び血行障害などに対して利用されています。プロシアニジンには、心拍を遅くする働きがあるとされます。フラボノイドには、抹消動脈及び冠状動脈を拡張させる働きがあると言われています。また、セイヨウサンザシには、低血圧症を正常化させる働きがありながらも、高血圧を低下させる作用もあるとされます。更に、狭心症、レーノー病など動脈の痙攣、不整脈、神経に起因する不眠症などにも役立つと言われています。
イチョウ
抗酸化性によりフリーラジカルを除去する働きがあると言われています。一般に、血液循環の改善に利用されており、中でも脳、生殖器官、下肢へ有用に働きかけると言われています。また、精神の機能及び記憶力などの改善目的でも利用されます。
有用で安全性の高い相互作用
セイヨウサンザシとイチョウを併用した場合、心臓機能を補助する働きがあるとされています。また、血圧を下げさせ、良性心悸亢進及びアンギナ症状を軽減する働きがあると言われています。尚、過去に心臓病に関わる疾患を訴えている場合、利用前に医師の判断が必要とされます。また、抗血液凝固剤であるワルファリンと組み合わせての利用は控えます。